パチンコバイトの年齢制限とは？

平成19年に施行された改正雇用対策法によって、募集要件に年齢制限を設けることは禁止されました。なので原則として「〇〇歳以上」「〇〇歳以下」などの文言を求人に記入することはできません。ただし、パチンコ店での勤務は例外です。なぜなら”風俗営業法（略して風営法）”と言われる法律があるからです。この風営法により、パチンコ店では18歳未満の方が働くのは禁止されています。この法律で年齢の上限は設けられていませんが、仕事内容がハードなだけに、20代～30代の方を求める店舗が多く、40代に入ると採用されにくくなることは事実です。

パチンコバイトの法律上の規制

風営法の第22条・3項に、18歳未満の方を雇用することは禁止する文言が書かれています。なので18歳未満の方はパチンコ店で働くことはできません。ここで一つ疑問が・・。
18歳以上の高校生は働くことは可能なの？
法律的には「働くことは可能」です。ただし高校の校則でパチンコ店の出入りを禁止している学校は多く、”高校生不可”の店舗が多いことは多いです。なお、現在のパチンコ店の多くは「原則屋内禁煙」となっていますが、一部「加熱式たばこはOK」の店舗もあります。加熱式たばこがOKの店舗では、こちらも法律により20歳以上の方のみしか働くことはできませんのでご注意ください。

パチンコバイトの給与情報

パチンコのお仕事の給料データは2023年12月の時点で

• 派遣　約1,359円/時
• アルバイト（パート）約1,127円/時
• 正社員　約380万/年

• 関東首都圏　1,400円
• 北海道・東北・中四国・九州　1,200円
• その他の地域　1,300円

経験者と未経験者での給料差

パチンコバイトを始める際に、経験者と未経験者の給料差はありません。全員同じ給料でのスタートとなります。ただし、業務が始まってからは、勤怠状況や、能力などの理由から昇給、昇格のスピードに差が出てきます。採用されたら、遅刻、早退、欠勤などはなるべくなくし真面目に真摯に仕事に取組み、まずは店舗の上司は同僚からの信頼を得ましょう！

パチンコバイトの勤務時間

パチンコ店のお仕事は「早番」「中番」「遅番」（店舗によっては中番がありません）のシフト制となっている店舗がほとんどっです。1勤務につき6～8時間勤務のところがほとんどです。店舗によっては「早番固定」「遅番固定」など固定シフト勤務を実施している店舗もありますが、時間帯もフリーの方がシフトの融通が利くので、採用されやすくはなっています。また少数店舗ではありますが、1日4時間以上や、1日3時間以上など短時間勤務が可能な店舗もあります。このような店舗は、授業が終わってから勤務したい学生さんや、扶養内で働きたい主婦（主夫）さんに人気です。

パチンコバイトの労働条件とは？

必要な基本スキル

これと言って必要なスキルはありませんが、サービス・接客業で、人と接することが主な業務になりますので、どんな人にも笑顔で平等に、そしてフレンドリーに対応できることが最低条件です。人と接することが苦手な人やモクモク作業が好きな方などはパチンコバイトに向きません。学歴に関しては店舗によりますが、学歴不問、中卒・高卒積極採用中の店舗が大多数を占めます。中には高卒以上の店舗も稀にあります。

得られる経験とスキル

パチンコ店で遊技されているお客様の年齢層は10代の若い方から、ご高齢の方まで様々です。これだけいろいろな年齢層の方が出入りする施設は珍しいと思います。ホールスタッフやカウンタースタッフは接客業務となりますので、お客様からの要望にお応えしたり、お客様から何気ない世間話をされてそれにお付き合いしたりと、仕事を続けていくうちに自然と高いコミュニケーション能力が身についていきます。また、どうしたらお客様に喜んでいただけるか、気持ちよく遊技していただけるかを考えるようになり、「おもてなし」の心も自然と身についていきます。パチンコバイトを一生続けるつもりはないけど、接客業は続けていきたいという方は、パチンコバイトでの経験が、将来役に立つはずです。

このページのまとめ

1. 風営法という法律により18歳以上しか働くことはできない
2. 年齢の上限はないが、業務のハードさなどから40代以上になると採用がされにくくなる
3. 「早番」「中番」「遅番」のシフト制の店舗がほとんどだが、まれに短時間勤務が可能な店舗もある
4. 土日や祝日、長期休暇などが繁忙となるため、そこの勤務ができないと採用されにくい
5. 必要なスキルは特にないが、基本的に人と接するのが好きな人でないと続かない
6. メリットとしては老若男女、いろいろなタイプのお客様がいるのでかなり高い接客スキルが身につく