パチンコバイトって高校生でもできる?意外と知らないパチンコバイトのルール | アルファスタッフ

パチンコバイトって高校生でもできる?意外と知らないパチンコバイトのルール

高校生がパチンコバイトってできるんですか?アルファスタッフにもたくさんの高校生の方からパチンコバイトに応募がきます。しかし、パチンコバイトにはいくつものルールがあり、なかなか店舗のご紹介ができていないのが現状です。このコンテンツではそんな高校生がパチンコバイトに採用されるまでの高いハードルを徹底解説します!





まずはパチンコバイトのルールを知ろう

パチンコバイトに関わる「風営法」ってなに?

パチンコバイトを始めるにあたって、まずこれは抑えたい!というのが「風営法」と呼ばれる法律です。正式名称は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」で、略して「風営法(ふうえいほう)」や「風適法(ふうてきほう)」と呼ばれています。この『風俗営業』とは大きく分けて2つに分類されます。1つ目は「接待飲食等営業」2つ目は「性風俗関連特殊営業」です。一つ目にあげた「接待飲食等営業」ですが【1号】~【5号】の種類に分けられていて、この中の【4号】にパチンコ店は含まれます。【4号】には「遊技設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業。麻雀屋、パチンコ屋など」との記載があります。
ではこの「風俗営業」に入ったらどのようなルールがあるのか?【風営法第22条第1項第3号】に「営業所で、18歳未満の者に客の接待をさせること」が禁止行為として記載されています。これにより、まず

『18歳未満の方はパチンコバイトができない』

という結論に達します。逆に言うと、風営法においては「18歳以上であれば高校生でもパチンコバイトはできる」という結論になります。

パチンコバイトに関わる「都道府県条例」ってなに?

「都道府県条例」ではパチンコ店の営業時間に関するルールが決められています。なのでパチンコ店の営業時間は都道府県によって変わってくるということです。この「都道府県条例」には【パチンコ店の○時~○時の営業を禁止する】と言う感じで記載があり、都道府県別でこの○時のところが変わります。宮城県が一番営業時間が長く、16時間営業(8時~24時)となっており、逆に首都圏や北陸、九州地方では13時間営業(10時~23時)と短い営業時間の県が多くなります。
しかし高校生がバイトするにあたっては、もう一つ決められたルールがあります。それは「労働基準法第61条」にありますが18歳未満の【22時~翌朝5時】までの労働は禁止されています。(一部例外あり)



パチンコバイトで高校生が採用されにくい理由

パチンコ店側のデメリット

お伝えしたように、高校生であっても18歳以上であれば、法律上ではパチンコバイトはできます。しかし実際に高校生がパチンコバイトをしているということはほぼないといっても過言ではありません。そこにはどんな高いハードルがあるのか?パチンコ店側の立場になってじっくり考えてみたいと思います。

■学校の校則
学校の校則でパチンコ店などで働くことを禁止している学校は多いです。また校則にはっきりと記載はされていなくても常識的に、学業に支障を及ぼしそうなアルバイトはしてはいけないという考えがあります。それによりたとえ校則に記載がなかったとしても、学校から苦情が入ったり、本人に学校から何らかの処分が下されたりする可能性があります。そんな大きなリスクを背負ってまで高校生を雇うメリットが見つからない、、と言うのが店舗の本音ではないでしょうか?

■保護者からのクレーム
保護者に内緒でパチンコバイトをして、後からそれに保護者が気づいた場合、「高校生をパチンコバイトで採用するなんて」など保護者からのクレームが店舗に入ることも懸念されます。

■SNSの発達
高校生が学校終わりに制服のままパチンコ店に入っていくところを万が一SNSなどで拡散されたら。見る側はその高校生がバイトなのかお客さんなのかわからずに見るわけですから、ネット上で「高校生が出入りする店舗」として噂になってしまう可能性があります。それも店舗側が高校生を雇いたがらない理由のひとつです。



18歳以上でも入店ができないパチンコ店がある?

「改正健康増進法」でホール内は喫煙不可に?

高校生がパチンコバイトをするのに、もう一つ大きなハードルがあります。それは「喫煙問題」です。現在のパチンコ店の喫煙状況を確認してみましょう。
2020年4月1日に「改正健康増進法」と呼ばれる法律が施行され、原則屋内禁煙となり、屋内では喫煙室内でのみで喫煙ができ、また屋外喫煙所を設置することも可能となりました。なので「パチンコ店=煙がモクモク状態」といった昔のイメージは今ではもうありません。

紙タバコと電子タバコの違い

先に述べた「改正健康増進法」ですが、ここでも例外措置があります。それは【加熱式たばこ】いわゆる【電子タバコ】についてです。パチンコ店においては、施設の一部に「加熱式たばこフロア(エリア)」を設けることが認められており、そのフロア(エリア)では加熱式タバコを吸いながらパチンコやスロットをすることが可能です。ここで問題になるのが、

加熱式タバコ(電子タバコ)フロアやエリアへは20歳未満の人は入れない
,br> というルールです。これにより、加熱式タバコ専用フロアやエリアがある店舗では、高校生が働くことはできなくなりました。
ある統計ではパチンコやスロットで遊ぶ人の喫煙率は「58%前後」と言われています。この結果から見ても、店舗としては、客離れを阻止するために加熱式タバコ専用フロアやエリアを作る店舗が多くなっていて、高校生がそもそも入れないパチンコ店が急増しているのが現実です。

まとめ:パチンコバイトは高校生でもできる?

・法律上は18歳以上であれば高校生でもパチンコバイトはできる
・パチンコ店側としては高校生を雇うのはリスクが大きすぎる
・加熱式タバコ専用フロアには20歳未満の人は入れないため、そもそも高校生が働くことはできない


以上のことから、高校生がパチンコバイトをするのはかなり難しいという結論になります。